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Abstract

ize:fit:800/1*FEYjFwz999whRTUu-G2j_A.jpeg"><figcaption></figcaption></figure><p id="97a7">さて、この「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」で、実際に描かれていることは、落合が実践してみせた、もしくは各選手に求めた、<b>プロフェッショナルの日々とはどういうことであるか?ということの記録</b>でもあります。</p><p id="10bf">そして、落合の実践は常に自分がグランドで定位置としたところからの<b>定点観測</b>からはじまっています。</p><p id="9e2c">これね、要するに<b>ログ</b>なんですよ。つまり、<b>この物語はログという概念のすごさを表現しているノンフィクションでもある</b>のです。</p><p id="cd25">落合は、プロフェッショナルな組織はプロフェッショナルな個人の集まりであるべきと考えて、その手綱を緩めずに監督して野球を続けます。</p><p id="0144">でもですね、でもですね。でも、野球の神様はやっぱりいるよなあという展開に、これは最終的には読んでいる人の心を打つノンフィクションです。</p><p id="0776">作者自身の成長との重なる部分もあったそうで、そのパートが若干長いかな?と感じる部分もないわけでもないのですが、いずれにしろ、あの中日・落合監督の8年間はなんだったのか?というのは、一度読むべき内容です。</p><p id="98e0">そして、実は落合博満ファンとか、中日ファンとか、野球ファンとかどうでもいいです。</p><p id="bcda">とにかくこの本で強調しているのは、<b>物事はシンプルに考えた方がいい、ただしログを踏まえて</b>ということなんです。これは野球だけに留ま

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る話なんかではないわけです。</p><p id="651a">つまり、<b>この本は野球好きのための本とか、監督落合博満の物語の本とだけとらえるのは、とてももったいない本</b>です。</p><p id="7059">バカみたいに応用範囲の広い奥深い本です。これからはデータと統計だけではダメで、そこにAIが入ってくるという時代の視座を与えてくれさえします。ぜひ、一読を。</p><p id="5377">▼嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか (文春e-book) Kindle版</p><div id="b374" class="link-block"> <a href="https://amzn.to/3eDD86m"> <div> <div> <h2>嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか (文春e-book)</h2> <div><h3>Amazonで鈴木 忠平の嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか…</h3></div> <div><p>amzn.to</p></div> </div> <div> <div style="background-image: url(https://miro.readmedium.com/v2/resize:fit:320/0*UhRQGUnxCpoAMtTK)"></div> </div> </div> </a> </div></article></body>

ログの偉大さを痛感する「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」 #258冊目 #1000冊紹介する

まずは定点観測のログからはじめないといけないというのは野球も同じだった

無料サンプルで公開されているところを軽い気持ちで読み始めたら最後。年末もうほぼ一気読みでした。

まず構成がどうにもうまい。

落合をそのままストレートに描くではなく、落合にかかわったいろんな選手のエピソードを積み重ねて、その向こう側に監督としての落合が見えてくるようになっています。

かつ、その各エピソードは、落合の監督時代の8年間の順番で並べられているので、当時のことをそれほど覚えていなくても、ただ順番に読んでいけばいいわけです。

ただ、個々のエピソードの中では、時系列は巧みに並び替えられており、最後にいちばん重要なエピソードがきて、ノンフィクションではありますが、ひとつの物語のピークが最後に出てくる選手が体現する形になってやってきます。

そして、落合が監督としていちばん最初にやったことに話は戻り、8年という意味を振り返るとなっています。

文章量としては、それなりにあるのですが、すんなりと一気読みできてしまうのは、この構成のおかげです。謎解きのミステリーを読んでいくような気持ち良ささえあります。

さて、この「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」で、実際に描かれていることは、落合が実践してみせた、もしくは各選手に求めた、プロフェッショナルの日々とはどういうことであるか?ということの記録でもあります。

そして、落合の実践は常に自分がグランドで定位置としたところからの定点観測からはじまっています。

これね、要するにログなんですよ。つまり、この物語はログという概念のすごさを表現しているノンフィクションでもあるのです。

落合は、プロフェッショナルな組織はプロフェッショナルな個人の集まりであるべきと考えて、その手綱を緩めずに監督して野球を続けます。

でもですね、でもですね。でも、野球の神様はやっぱりいるよなあという展開に、これは最終的には読んでいる人の心を打つノンフィクションです。

作者自身の成長との重なる部分もあったそうで、そのパートが若干長いかな?と感じる部分もないわけでもないのですが、いずれにしろ、あの中日・落合監督の8年間はなんだったのか?というのは、一度読むべき内容です。

そして、実は落合博満ファンとか、中日ファンとか、野球ファンとかどうでもいいです。

とにかくこの本で強調しているのは、物事はシンプルに考えた方がいい、ただしログを踏まえてということなんです。これは野球だけに留まる話なんかではないわけです。

つまり、この本は野球好きのための本とか、監督落合博満の物語の本とだけとらえるのは、とてももったいない本です。

バカみたいに応用範囲の広い奥深い本です。これからはデータと統計だけではダメで、そこにAIが入ってくるという時代の視座を与えてくれさえします。ぜひ、一読を。

▼嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか (文春e-book) Kindle版

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