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これからブログを始める人がMediumで始めるべき理由3・4

出版の動向にいち早く適応できる・書き手を守る

前回の記事では、これからブログを始める人にとってMediumを使うことが、どのように書き手自身のためになるか、についてお届けしました。まず、Mediumであれば、オーセンティックなライティングのポートフォリオを構築することができること。そして、日本語で書くときに英語のライティングを学ぶ利点について考えました。この記事ではそれ以外の理由について考えます。

Patrick Tomasso via Unsplash

出版の動向にいち早く適応できる

2021年の夏にMedium社が発表したパートナープログラム変更は、プログラム参加者にとっては青天の霹靂(へきれき)でした。

ですが、そのような激変と呼べることは、特にこの数年、恒常的に起きていないでしょうか?

それまで安泰を疑うことのなかったものが瞬時に崩れる。またそれに私たちは驚かなくなってる。それなのに、私たちは安定幻想から抜け出せないのだと思いました。

Mediumの今回の変更は衝撃的だったとはいえ、過去にも突然プログラムアルゴリズムを変更するなどから、Mediumは経営状態の懸念を煽ってきたと思います。実際のMediumの経営状態については、この記事の範疇ではありませんが、このような突然の変更は、もっと大きな社会で起きている時代の縮図でもあります。これが今起きている現実。日本でも、紙媒体の出版業界に激変が起きたのは、もうずっと前のことです。

でも、その激変を避けるために、何もせずにその変化が過ぎるのを待つべきでしょうか。

それは違うと思います。

もう起きている変化は、見ないことで避けることはできません。私たちにできることは、変化の最中でも、いや、最中だからこそ、自分の最善を尽くすことではないでしょうか。

変化はいつか安定になる。少なくとも新しい「普通」が起きる。

その時に、激動の中でベストを尽くした書き手が、経験を積み、実力をつけて次の現実を作ってゆく。

ならば、Mediumが一見、方向性を持たずに運営しているように見えることは問題ではなく、全く新しい解決の可能性をもたらすプロセスなのかもしれない。Mediumの今回の変更の直前に、私はこの記事を発行しているSubstackというプラットフォームも使い出しました。これは、自分がどの媒体で書くべきかをリサーチしていた中での試みでした。奇しくも、Substackのパブリケーションの一つができた頃に、Mediumの発表があったわけです。

そういった柔軟性、機敏性は、これから文章で発信しようとする時に必須のスキルです。

そして、それができるのは、ソーシャルメディア大手Twitter創始者がMediumのオーナーであることと関係しています。ソーシャルメディアという競争が激しい環境だから、先端のテクノロジーを利用者に提供しなければ競争力を維持できない。

だからMediumを使い、そのシステムを学ぶことは、自分のテクノロジースキルと知識の向上に役立ちます。常に変化の中にいることは大変なことですが、その分耐性がつき、自分の成長につながることになります。

書き手を守ることができる

以上のことは、書き手が最低限の安全を確保できることで、実を結ぶことができます。

Mediumのパートナープログラムに参加することは、記事の閲覧に「鍵」をかけて環境衛生を保つことができるだけが、安全要因なのではありません。

Mediumで記事を読まれると、報酬が発生します(プログラム参加者は、有料メンバー獲得のアフィリエイトの報酬も受けることができる)が、それは、書き手がMedium社から報酬を受け取るので、読み手に直接閲覧権を販売するのとは違うのです。

消費者がMedium社からサイト記事の閲覧権を買うのだから、書き手個人は、読み手に個人情報を公開せずに済みます。

面倒な、少額の決済に関わる手続きや作業は一切しなくて済みます。カスタマーサービスもしなくて良いので、その時間書くことにもっと集中できるでしょう。

文章を書くことを仕事にすることは、報酬を払う人や組織とコミュニケーションすることでもあります。これも、Mediumで書き続ける中で、徐々に養うことができるのではないでしょうか。

Originally published at https://bunsho.substack.com on August 27, 2021.

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